W.A Productionの「Orchid」は、80年代のスタジオで使われていたコーラスの再現したプラグインです。
コーラスを再現したプラグインなので、コーラスエフェクトを得るために使うプラグインというイメージを持つ方も多いかもしれませんが、適用したトラックのサウンドを「最大4倍まで太く&厚くする」という特性を持ったコーラスプロセッシングプラグインでもあります。
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Orchidの特徴
「Orchid」は1980年代のスタジオプロセッシングの中でも重要な役割を果たしていたコーラス(Chorus)をシミュレートしたモジュレーションプラグインです。
コーラスはギターやボーカル、シンセに艶や太さ、ハーモニー、ステレオ感を与えてくれるモジュレーションエフェクターですが、特に80年代はギターやベースなどにも使われていたりと使用頻度が高く、80sサウンドを作り上げてきたエフェクターの一つでもありました。
「Orchid」は、一般的なコーラス効果を得られるので、音の艶、厚み、深さやハーモニー、さらにはステレオ感をワイドにするなど、幅広い用途で使用可能。
ディレイやステレオイメージとは違ったナチュラルな広がりが得られるので、ミックスでも使い分けることで、広がりや奥行きを生み出すことができます。
「Orchid」の特徴として
- 通常のコーラスが信号を2倍にするのに対して4つのコーラス処理が可能
- シンプルなパラメーターで感覚的に使える
- 最大100mmのディレイ・リバーブ効果
- シマーダイヤルによるハーモニックジェネレート
- プリセットも充実
- CPU負荷が軽い
といった内容で、ミックス中のバイパスコントロールもしやすく、実際の効果のみをモニターすることもできるため、使い勝手が良いです。
ナチュラルなコーラスとしてはもちろん、ギターやベース、シンセに厚みを出したい時にも活躍してくれますし、ベースにかけることでふくよかな低域を作ることも可能です。
なんと言っても「Orchid」をかけるだけで、一瞬にして80年代の空気が感じられるのが魅力だと思います。アコギやエレキギター、ピアノにかけた音はかなり良いです。
個人的にはヒップホップ系のエレピにかけることで、デジタルっぽさも抜けますし、一般的なディレイやリバーブとは違った空間のゆらぎが作れます。
プラグイン仕様
【対応OS】
Mac: Mac OS X 10.7以降(32/64 bit)
Windows: Windows 7以降(32/64 bit)
【プラグインフォーマット】
VST, VST3 AU, AAX
まとめ・販売ショップ
「Orchid」は、80年代のスタジオプロセッシングから得たインスピレーションで作られたコーラスということもあり、楽曲にアナログ感、太さや自然な広がりを作り出したい時に活躍してくれます。
デモ版が使えるので是非チェックしてみてください▽