【無料】「Blueprint:Toy Piano」遊び心と妖しさを併せ持つ自由度の高いFracture Soundsのトイピアノ音源

Fracture Soundsの無料音源シリーズ「Blueprint」の第6弾としてトイピアノ音源「Blueprint:Toy Piano」がリリースされました。

遊び心のあるノベルティピアノをサンプリングし、同社の有料音源「Trails Dulcichord」に搭載のBroken Tuning（経年劣化によるヨレ感）を再現するエフェクトも搭載。

明るく軽快なキッズ系の楽曲を始め、妖しい洋館を想起させるような楽曲やハロウィン系楽曲、ムーディーな楽曲など様々な曲で使えるカスタマイズ性の高さも魅力です。

Blueprint:Toy Pianoの特徴

動画内で登場するMoonlight Celesteについてはこちらでチェックできます。

トイピアノは、打鍵するハンマーがピアノ内部の棒状の金属を叩くことで音を発生させる楽器です。
エレピとも共通する仕組みで、トイピアノは「ベル」のような音が特徴。

「Blueprint:Toy Piano」はドライなスタジオで収録され、ステレオクローズマイクを使ってサンプリングされています。

ヴァイオリニスト兼作曲家のAlexander Parsons（アレキサンダー・パーソンズ）氏と制作された有料音源「Trails」に収録されていたFaulkner Dulcichord（フォークナー・ダルシコード）で使用できるコントロールも搭載されています。

Blueprint:Toy Pianoの使い方・各コントロールノブの役割

「Toy Piano」のコントロールパネルは、他のBlueprintシリーズのプラグインとほぼ同じ仕様でとてもシンプル。
各ノブの役割は以下の通りです。

Damping（ダンピング）

弾いた音のリリース調整が可能。
左に回すと残響（余韻）が増え、右に回すと余韻が減ってタイトなサウンドに。

Key Clicks（キークリック）

トイピアノを弾いた際のキーノイズ（打鍵音）の音量を調整が可能。
強調したいときには右へ回し、減らしたい場合は左に回します。

Broken Tuning（ブロークンチューニング）

トイピアノ自体のの経年変化を感じさせる「ピッチのズレ/ヨレ」を再現できます。
右に回すと、ピッチが不安定な鍵盤が現れます。レトロ感を強調したいときや、少し力の抜けた演出をしたいときにおすすめ。

Reverb（リバーブ）

リバーブ量の調整ノブです。右へ回すとリバーブ量が増え、ノブの横にある「コグ」をクリックすると詳細設定が可能です。

コグの詳細設定ウィンドウで調整できるのは以下の4つです。

• TYPE：リバーブタイプをROOMとHALLから選択可能
• SIZE：リバーブサイズを調整できます。右に回すほど広い響きに
• DAMPING：リバーブ成分のリリース調整ノブです。右に回すほどタイトな印象に
• MOD：公式に言及されていませんが、リバーブ成分に多少のピッチ変化を与えコーラス効果を与えているような印象です

Atmosphere（アトモスフィア）

インタフェースの右側にあるノブは、アトモスフィアレイヤー（空気感のような成分）の量を調整でき、【S】のボタンを押すとアトモスフィアレイヤーの音だけをモニタリングできます。

Settings（設定）

インターフェース左側にある「歯車マークのコグ」を押すと、鍵盤数（キーレンジ）やタイトさ、べロシティレスポンスを調整できます。ここで設定できる項目でかなり柔軟な音作りが可能になり、色々な楽曲で使用できる幅広さを作れると思いました。

• TIGHTNESS：音のタイトさを調整できます。完全なノーカットサンプルが得られ、上げることでサウンドが少し綺麗な印象に。
• VELOCITY RESPONSE：打鍵の強さに対するレスポンスの度合いを設定できます。
• EXTENDED RANGE：デフォルトでは2オクターブのレンジを約3オクターブのレンジに拡張可能。

プラグイン仕様

無料のKontakt Playerに対応。NKSをサポートし、Komplete Kontrolハードウェアで動作可能。
ファイルサイズ：155MB

ダウンロードページ

Fracture Soundsの「Blueprintシリーズ」は、無料でありながらどの製品も高音質かつ独自性のあるプラグインばかり。
第6弾としてリリースされたこの「Toy Piano」も、様々なタイプの楽曲で活躍してくれると思います。

このトイピアノ音源は、キッズ向けの歌や劇伴/テレビBGMだけでなく、HipHopのメインリフとして使うのもアリだと思います。

持っておいて損はない音源なので是非ダウンロードしておきましょう！

ダウンロードはこちらから

インストールおよびオーサライズは、Native Insturumentsの「Native Access」で行います。
ダウンロードページで入力したメールアドレス宛に届いたシリアルコードを「Native Access」に入力することでダウンロード/インストールができます。

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