Platone Studio社の「Flex Reverb」は、シンプルな操作性を持ち、視認性の良いUIでリバーブ処理が施せるプレートリバーブプラグインです。
残響音の調整がしやすいグラフィックEQを搭載しており、残響音にこだわった細かな調整ができます。
有料でもおかしくないほどのプラグインですが、現在Platone Studio公式サイトにて無料配布中です!
- シンプルな操作で扱えるプレートリバーブがほしい
- クリアなリバーブ処理を施したい
- ボーカルやピアノ、ギター用のリバーブプラグインを充実させたい
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Platone Studio「Flex Reverb」
Flex ReverbのUIはシンプルな設計で素早くリバーブの設定が進められるのが特徴。
残響音のフィルタリングに便利な視認性の良いグラフィックEQが備わっており、一般的なグラフィックEQのように調整が可能。原音と残響音の状況も一目でチェックできます。
UIの構成は、上部にグラフィックEQ、中段にリバーブ設定、下部にグラフィックEQ用の設定、ドライ/ウェットノブというシンプルな内容です。
- Bypass:バイパススイッチ
- UIサイズ変更:80%・100%・150%で変更可能
- グラフィックEQ:残響音のイコライジングが可能
- リバーブ機能:Size・Width・Damp・Predelay
- DRY/WETノブ
グラフィックEQ
Flex Reverbの大きな特徴でもあるグラフィックEQは、EQカーブと残響音、原音の周波数状況が表示されます。濃く色が表示されているのが残響音で、薄く表示されているのが原音です。
EQカーブはハイパスフィルター・ローパスフィルター、ピークフィルター2つの最大4ノッチまで使用可能。
直接ポイントを追加して動かすことができます。
また、UI下部にはEQの調整を行う、Freq/Q/Gain/可変フィルター・スロープが用意されています。
フィルター・スロープは6db/oct・12db/oct・24db/oct・36db/oct・48db/octまで可変できます。
また、EQセクションの下にはエフェクトの適用量を調整するDry/Wetのノブが用意されています。
それぞれ別に調整できるのが便利です。
リバーブ設定
リバーブ設定を行うセクションは、
- Size:空間の広さと残響の長さを調整
- Damp:高周波の吸収量を設定。リバーブの質感を調整可能。
- Width:リバーブのステレオ幅を調整
- PreDelay:リバーブがなり始める時間を調整。Sizeと合わせて調整することで広さをコントロールできる
以上の4つのパラメーターで構成されています。
仕様・システム条件
- macOS 10.9 以降
- Windows 8.1 (64-bit) 以降
- AU、VST、VST3
- Intel Core i3, AMD, Apple Silicon
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
まとめ・ダウンロードページ
「Flex Reverb」はリバーブタイプもプレートリバーブですが、残響音はかなり広く設定できるので、広い空間を演出したり、エフェクティブな使い方もできます。
リバーブ調整は各パラメーターのノブを回すだけで直感的に調整できるので初めてでも迷わず使えるシンプルさが魅力。
グラフィックEQによる残響音のフィルタリングでクリアなリバーブ処理がしやすいので、リバーブプラグインに詳しくない方でも扱いやすいです。
ボーカルやピアノ、ギター用のプレートリバーブを充実させたい方はチェックしてみてください。
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【画像出典】Platone Studio