Hexachords社の「Orb Composer」は最新のAIで曲作りをサポートしてくれる作曲支援ソフトです。
作曲を始める際、「ジャンル」「曲調」を指定することでコードやフレーズを提案してくれるので、曲作り初心者のサポートはもちろん、多くの曲を作る作曲家のアイデアツールとしても活用できます。
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Orb Composerの特徴
Orb Composerの特徴は、
- 最新AIを使ったスタンドアロンの作曲支援ソフト
- 楽曲にマッチするコード、フレーズを提案してくれる
- 曲作りの様々なアイデアを試せる
- 4種類のテンプレート
- 曲の構成に合わせてMIDIフレーズを提案
- 提案されたフレーズはドラッグ&ドロップでトラックに貼り付けられる
- コード進行ライブラリーも収録
- メロディのインポートが可能
- 作曲をサポートする5つのMagic button
- すべてのクリップに柔軟な設定が可能
という内容で、曲のスタート地点となるテンプレートのジャンル決めをすることでコード進行やメロディ、リズムパターンを提案してくれます。
提案されたフレーズは自由に編集可能なので、作曲のインスピレーションを得るのにも役立ちます。
スタンドアロンで使うソフトです。さらに所有しているVST/AUインストゥルメントを読み込んで使えるDAWと変わらないUIになっています。
また、多くのDAWで動作するので、そのまま曲をDAWに取り込んで使えます。
自分でキー、スケール、コード進行を指定しても良いですし、収録されているコード進行ライブラリーから読み込んでもOK。
曲作りで陥りやすい、いつも似たコード進行になってしまうのも解消できます。
オーケストレーション用に設計されたAIも組み込まれているので、各楽器のアーティキュレーションを活用して様々なフレーズを提案してくれます。
Orb Composerの基本的な使い方
Orb Composerの使い方はとてもシンプル。
用意されているオーケストラ、ピアノ、ポップ・ロック、ストリングス、エレクトロ、アンビエントといったテンプレートから選択すると、それに合わせたフレーズが用意されていきます。
曲の構成に合わせたタイムラインに沿って提案されたフレーズをドラッグ&ドロップで構築していくのですが、その中で曲の展開の仕方を決めたり、フレーズのダイナミクス、アーティキュレーションを調整していきながら曲を構築していきます。
構成を作る時にはイントロ、テーマといったブロックを選択していきます。
各ブロックのコードや拍子の内容も編集可能です。
各ブロックのコードやフレーズについては、
- Standard
- Answer
- Question
- Answer Prime
- Answer based on question.
という曲の役割を選択していくと、コードや拍子が生成されます。
曲の役割を選択した上でフレーズ生成を行うとその度に新しいフレーズを生成していくことができます。
コード進行を決める時にはコードタイプ基本となるコード進行に加えてコード進行ライブラリーも用意されているので、自分のイメージに合わせたコードを選択できます。
必要なコード進行を自分で指定しても良いですし、ライブラリーから選んで使うことも可能です。
曲の展開はブロックを増やしたり、入れ替えて作れます。
作曲の中で各楽器は色分けされた状態で、わかりやすくなっています。
収録されている楽器リストがこちら。
- キーボード: ピアノ、チェレスタ
- 撥弦楽器: ハープ、ギター、ベース
- リード: 3リード楽器
- シンセ: 2つのシンセ楽器
- 低音エレクトロ: 2つの低音エレクトロ楽器
- パッド: 2パッド楽器
- シンセハードウェア: 16シンセハードウェアが可能
- ドラムとドラムキット: ドラムキット、拡張ドラムキット、47個のスペアエレメント
- Percu: 送信、低ヒット、中ヒット、高ヒット
- FX: 4つのFXインストゥルメント
- 声: 女性の声、男性と子供
- 合唱団: 女性合唱団(ソプラノ、メゾ、アルト)、男性(テノール、バリトン、バス)、子供合唱団(子供、男の子、女の子)。
- ウッドウィンズ: ピッコロ、フルート、アルトフルート、バスフルート、オーボエ、コーラングレ、クラリネット、バスクラリネット、コントラバスクラリネット、ファゴット、ファゴット
- 金管楽器: トランペット、ホルン、トロンボーン、ベーストロンボーン、コントラバストロンボーン、シンバソ、チューバ、コントラバスチューバ
- オーケストラソロ: ソロヴァイオリン、ソロチェロ
- 弦: ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
- オーケストラパーカッション: ティンパニ、トライアングル、シンバル、バスドラム、スネアドラム、テナードラム、タンバリン、カスタネット、ゴング、チューブラーベル、グロッケンシュピール、木琴
基本的にはオーケストラ系サウンドに使われる楽器が多いですが、シンセ系もリストに収録されています。
オーケストラ系のアーティキュレーションも用意されています。
ドラムエディターも用意されているので、ドラムパターンの作成も可能です。
また、OrbComposerは外部インストゥルメントを読み込むことができます。
一部、読み込めないプラグインもあり、すべての外部プラグインを読み込めるわけではないので注意が必要です。(2023.11追記)
また、各楽器のアーティキュレーション、ベロシティ、フレーズの音数を調整するカーブ機能は自分好みに調整可能。
作曲プロセスの中で必要な楽器と、楽器別に役割を選択できます。
拍子も細かく調整可能です。
ブロックのテーマは自分で考えたメロディをMIDI形式でインポート可能です。
基本となるメロディに合わせてコード進行やフレーズを付けていけるのもOrbComposerの魅力です。
再生時や読み込み時のエラーについて
当サイトのフォロワーさんから、「Orb Composer Pro S 1.5」の使用時の動作エラーについてご相談を頂きました。
当サイトでも同様の環境を作り動作チェックしたところ、エラーを確認。
そのエラー内容に加え、不具合と思しき箇所について本国メーカーに問い合わせました。(2023/11/5)
エラー内容及び不具合について2点の質問内容と、メーカーからの回答内容を下に記載します。
- Xln Audio「Addictive Drums2」が読み込めません。対処法はありますか?
-
メーカーからの回答(翻訳)
ご指摘の問題については深く理解しております。MIDI 出力を Orb Composer から BOME MIDI 経由で DAW トラックにルーティングする方が適切な場合があります。この方法の方が、Orb Composer を DAW として使用するよりもスムーズに操作できる可能性があります。
回答にある「BOME MIDI」とは、BOMEというメーカーの「MIDI Translator Pro」らしく、有料のソフトでした。当サイトでは、このソフトを使用しての検証はまだ行っていません。
- Windows 11・CPU(AMD Ryzen7 5700U)の環境で起動したところ、処理落ち・音切れ・ソフトがダウンする現象が起きました。対処法を教えてください。
-
メーカーからの回答(翻訳)
これを解決する最善の方法は、従来の DAW を使用して、Orb Composer から DAW 内のトラックに MIDI をルーティングすることです。
というような回答が届きました。
スタンドアローンでの使用の際、使用するマシンによってはスムーズに使用できない場合がありましたが、その場合、メーカー側からはDAWとの連携での使用を推奨する。という内容の回答となりました。
プラグイン仕様
【対応OS】
- 対応OS:Mac OS X 10.11 El Capitan ~macOS 10.15 Catalina (64-bit)(64bit)※macOS Big Sur (Intel or M1)とはまだ互換性無し
- Windows 7-10(64bit)
- CPU:2.4 GHzIntelまたはAMDマルチコアプロセッサー。少なくともInteli5またはAMDA10APUを推奨
- RAM:1GB。32 GB RAMを推奨(DAWにロードされたVSTインストゥルメントに必要)
- グラフィックカード:オンボード(最小解像度1280 x 768)。1920 x1080を推奨
- サウンドカード:オンボード、ASIO互換のハードウェア推奨
- ハードドライブの容量:2 GB(プログラムのインストール用)
- インターネット:ダウンロードとアクティベーションに必要な接続
【プラグインフォーマット】
- AU、VST
まとめ
Hexachords社の「Orb Composer」は最新のAIで曲作りをサポートしてくれる作曲支援ソフトです。
ジャンルテンプレートを指定できるので、作りたいジャンルの全体的なイメージもしやすく、コードやフレーズ、展開のアイデア作りにも最適。
新しい作曲の引き出しを増やしていけます。
作曲を始めたばかりの方だけでなく、中級者・上級者の方にとってもインスピレーションを与えてくれるツールとして重宝するのでおすすめです!