iZotopeの新製品・オーディオデータ解析ソフト「Audiolens」はソフトにオーディオファイルを読み込ませる必要がなく、楽曲を再生するだけで分析をイコライジング(周波数分布)をビジュアル分析してくれる便利なソフトです。
- ストリーミングプラットフォームで再生中の楽曲
- パソコン上で再生している音楽
などを分析でき、音楽ファイルを購入してファイル自体を持つ必要がないので、円滑な楽曲分析が可能です。
「自作曲のミックスをリファレンス楽曲のバランスに近づけたい」という時や、お気に入りの楽曲の分析をするときにも活躍してくれる超便利ソフト。
デスクトップソフトなので、Win・Macでの使用が可能です。
● iZotope Audiolens Free無料配布
【配布サイト】iZotope/Nativeinstruments
【セール内容】「Audiolens Free」が無料!
・Audiolens Free
>> ダウンロードページはこちらから
※「Audiolens」と同等の製品ですが、クロスグレードの踏み台としては適用できません。
iZotope「Audiolens」の機能・特徴
Audiolensの最大の魅力は、
- リファレンスにしたい楽曲のトーン・ダイナミクス・ワイドプロファイルなどを分析
- 分析結果をOzone11・Neutron 4に自動保存
- 分析結果のビジュアルデータをもとに自作曲のミックスとリファレンス楽曲を比較できる
という機能です。
要するに「参考にしたい楽曲のミックスと自分の曲を視覚的に比較し、近づけられる」という作業を円滑に行えます。
また、YOUTUBEで再生した音楽も解析することができました。
Audiolensで集積したデータは、Ozone 9以前のバージョン、Neutron 3以前のバージョンでは使えず、Ozone10以上かNeutron 4を持っていないとこの機能を活用することはできません。
ですが、Ozone10もNeutron 4も10日間無料試用版があるので試してみてください。
>> Ozone 11試用版DLページ
>> Neutron 4試用版DLページ
※アカウント登録及びiZotopeサイトへのログインが必要です。
Audiolensの使い方
Audiolensを起ち上げた後に、ストリーミングやYOUTUBEなどで楽曲を再生すると「Audiolens」のイコライザーが反応して波を描きます。
画面右上にある「Capture」のボタンを押すとデータ解析が始まります。
この時、バースやフックなどリファレンスしたいパートを再生することが大事です。
アナライズを終了させるには、右上の「STOP」をクリックします。
終了すると、左側のメニューにリファレンスしたプロファイル名を任意で入力できます。
解析結果は自動的にOzone 10~11および Neutron 4 のターゲットライブラリに反映されます。
次は自作曲のミックスの際にOzone 10/11および Neutron 4を起ち上げ、プロファイルを読み込みます。
表示されたリファレンスのビジュアルデータと自分の曲のミックスの状況を比較し、Ozone 10・Neutron 4のAIアシスタントを活用して調整していけばOKです。
仕様・システム要求
【Mac】
macOS Big Sur (11.7.x) — macOS Monterey (12.5.x)*
Intel Macs & Apple silicon Macs in Rosetta 2 and native対応
【Windows】
Windows 10 — Windows 11
【インストール・アクティベーション】
iZotopeの公式サイトからダウンロードできる「Product_Portal」をインストールし、アクティべーションする利用できます。
【連携できるソフト】
キャプチャした解析結果は次の製品で読み込めます。
・Ozone 10 Standard and Advanced
・Neutron 4・Neutron Elements
- SONICWIRE
- プラグインブティック
- 楽天市場
- PluginFox
- Media Integration
上記の「Amazon・楽天市場での参考価格」よりも安く買える場合があります。各ショップリンク先で最新価格をご確認ください。
【画像出典】iZotope・Plugin Boutique