beyerdynamic「HEADPHONE LAB」は、スタジオのスピーカーで聴いているような音場をエミュレートする機能と、同社の様々なヘッドフォンの特性をニュートラルな音響プロファイルに補正するキャリブレーション機能を備えたbeyerdynamic製ヘッドフォンユーザー向けのプラグインです。
「ヘッドフォンでのモニター環境でもスタジオのモニターで聴いているかのようにモニタリングできる」というコンセプトを持ったプラグインですが、特に活躍してくれるのはヘッドフォンのキャリブレーションではないかと感じます。
beyerdynamic社のヘッドフォン&イヤーモニター全30種類のキャリブレーションプロファイルが収録され、使用することでヘッドフォン特性の補正が可能。ミックス及びマスタリング時の迷いを軽減してくれます。
「HEADPHONE LAB」は同社製のヘッドフォンを所有していないユーザーもインストールおよび使用することもできますが、基本的にはbeyerdynamic製のヘッドフォンユーザーに向けたソフトとなっています。
同社製品の既存ユーザーはもちろん、今後同社のヘッドフォンを導入しようと検討している方はぜひチェックしてみてください。
ダウンロードの詳細はこちらから▽
HEADPHONE LABの特徴
「Headphone Lab」の機能は大きく分けて2つです。
- スタジオ環境をエミュレートし、ヘッドフォン使用時でありながらスタジオのラウドネススピーカーでのモニタリングを再現
- beyerdynamic製のヘッドフォン各モデルの特性をニュートラルに補正(キャリブレーション)
「Headphone Lab」の製品コンセプトは、ヘッドフォンでのモニタリングでもスタジオで聴いているかのようなモニタリングを実現するというものかと読み取れますが、これを正確に実現するために同社のヘッドフォンの特性を補正する機能も持たせたのではないかと思われます。

GUI左側がヘッドフォンキャリブレーションのセクションで、右側がスタジオスピーカー(ラウドネススピーカー)エミュレートのセクションです。
※使用時はマスターフェーダーの最後のスロットにプラグインを配置するか、ヘッドフォン専用のアウトプットを設定している場合はその出力に適用する形で使用します。
ラウドネススピーカーエミュレーションのセクションでは、スピーカーアングルを40度から最大80度までの3段階から選択できます▽

「ROOM」のコントロールノブではWET/DRYの調整ができます。
上げ過ぎるとかなり極端な響きが再現されるため、スピーカーエミュレーション機能を使用する際は1~50%程度で使うのが良いのではないかと感じます。
メーカー側が提示している指標は下記の通りです。
- DRY(0%):実質的に反射の無い状態
- ROOM(50%):現実的で制御されたスタジオ環境(推奨)
- WET(100%):より広く、より広々としたモニタリングスタジオ
全30種類のヘッドフォンプロファイルを収録

「Headphone Lab」には同社のヘッドフォン全30種類ごとの補正プロファイルが収録されています。
対応しているモデルは以下の通りです。
DT 770
- DT 770 PRO 32 Ohm
- DT 770 PRO 80 Ohm
- DT 770 PRO 250 Ohm
- DT 770 PRO Black Edition 80 Ohm
- DT 770 PRO Black Edition 250 Ohm
DT 880
- DT 880 PRO
- DT 880 Edition 32 Ohm
- DT 880 Edition 250 Ohm
- DT 880 Edition 600 Ohm
DT 990
- DT 990 PRO 80 Ohm
- DT 990 PRO 250 Ohm
- DT 990 PRO Black Edition 80 Ohm
- DT 990 PRO Black Edition 250 Ohm
- DT 990 Edition 32 Ohm
- DT 990 Edition 250 Ohm
- DT 990 Edition 600 Ohm
PRO X
- DT 770 PRO X Limited Edition
- DT 770 PRO X
- DT 990 PRO X
- DT 700 PRO X
- DT 900 PRO X
DT 1xx0
- DT 1770 PRO MKII Velour
- DT 1770 PRO MKII Leatherette
- DT 1990 PRO MKII Producing Velour
- DT 1990 PRO MKII Mixing & Mastering Velour
DT 7x IE
- DT 70 IE
- DT 71 IE
- DT 72 IE
- DT 73 IE
OTHERS
- DT 270 PRO
モデルによっては、製造時期が異なる部品違いの製品にも正確に対応するようにシリアルナンバーの入力を求められるものもあります▽

使っているヘッドフォンに合わせてプロファイルを選択するとそのモデルの特性が表示され、電源ボタンをONにすると補正が適用されます▽

各モデルによって異なる特性の違いを確認できることも「Headphone Lab」の特徴です。
各ヘッドフォンのモデルごとの仕様・詳細は公式サイトおよび取り扱いショップでチェックしてみてください▽
beyerdynamicヘッドフォン取り扱いショップ
- Beyerdynamic(公式)
- サウンドハウス(Pt還元あり)
ラウドネススピーカーエミュレーション

ラウドネススピーカーエミュレーション機能は「高価な室内音響設備がなくてもスピーカーシステムを備えたスタジオのサウンドを「beyerdynamic ヘッドフォンに直接届ける」というコンセプトの下に構成された機能です。
ヘッドフォンでモニタリングした場合、Lの音は左耳だけ、Rの音は右耳だけに聞こえる形になりますが、モニタースピーカーでのモニタリングではLRのスピーカーの音が時間的な誤差を伴って両方の耳に届きます。
この効果をヘッドフォンモニタリング時に生み出すのが、このラウドネススピーカーエミュレーション機能です。
前述しましたが、スピーカーのアングルを40°、60°、80°の間で調整でき、WET/DRYの調整も可能。
個人的な感想としては、いまいち適用時のメリットについてピンと来ていないですが用途や環境によっては利便性の高い機能として活躍してくれるかもしれません。
同社のヘッドフォンを所有していない場合は活用できないプラグインですが、今後導入する予定がある場合は予めインストールしておき、どのようなソフトかを確認してみるのもおすすめです。
キャリブレーション機能については「SoundID Reference」などの他のキャリブレーションソフトを使っている場合でもbeyerdynamic社のヘッドフォンユーザーなら使ってみるべき機能なので是非チェックしてみてください。
関連動画
ダウンロードページ
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